取引・その他

この分野の特徴

相談内容別にみた推移

※内容別分類は複数回答項目、カッコ内は%
内容別分類 2004年度 2005年度 2006年度
契約・解約 1,646,351(85.8) 1,083,416(83.3) 905,133(82.5)
販売方法 872,668(45.5) 582,602(44.8) 474,732(43.3)
価格・料金 131,504(6.9) 144,566(11.1) 152,913(13.9)
品質・機能・役務品質 79,255(4.1) 89,037(6.8) 88,909(8.1)
接客対応 64,176(3.3) 81,724(6.3) 85,778(7.8)
表示・広告 47,090(2.5) 45,195(3.5) 40,891(3.7)
法規・基準 37,520(2.0) 43,362(3.3) 40,819(3.7)
安全・衛生 16,633(0.9) 24,636(1.9) 24,090(2.2)

上表の比率に対し、

  • 「取引」は「契約・解約」と「販売方法」のいずれかが問題となっているものの件数
  • 「安全・品質」は「品質・機能・役務品質」と「安全・衛生」とのいずれかが問題となっているものの件数

でくくると、下表のようになります。

2004年度 2005年度 2006年度
取引 1,817,492(94.7) 1,193,841(91.8) 996,288(90.8)
契約・解約 82,940(4.3) 97,695(7.5) 96,532(8.8)

以上で、「取引」(「契約・解約」または「販売方法」)に関する相談の割合は依然として多く、全体の約9割を占めている。「安全・品質」(「品質・機能・役務品質」または「安全・衛生」)の割合は増加傾向にあり、2006年度は8.8%となった。
※2006年度のPIO-NETにみる消費生活相談の概要(国民生活センターによる)

問題多いクレジット契約

多くの場合、「割賦購入あっせん契約」をクレジット契約と呼んでいます。割賦購入あっせんには、商品購入ごとに契約を締結し、信用調査はそのつど行われる個品契約型(個品割賦購入あつせん)とあらかじめ消費者が信販会社と契約を結んでおき、そのクレジットカードなどを利用して購入する継続型(総合割賦購入あっせん)とがあります。
割賦購入あっせんの取扱高のうち約8割が個品契約型で、さまざまな被害事例が報告されています。
たとえば、個品割賦購入あっせんを使い、悪質な訪問販売会社が高齢者などに高額商品を売りつけるケースが後を絶たないため、経済産業省は訪問販売会社と契約を結んだ信販会社に対しても、規制強化を図る方針です。また、訪問販売会社が所在不明になる事例もあり、消費者が訪問販売会社から代金を取り戻せない場合には、信販会社から返還を受けられる仕組み作りも検討する予定です。

※割賦購入あっせん
信販会社、クレジット会社などが消費者と販売会社との間に入り、まず、消費者の商品購入代金相当額を一括して販売業者に払い、次に消費者より代金相当額に手数料を加算したものを分割払いで受領するという取引形態のこと。

<割賦販売法改正>

昨年、埼玉県富士見市でおきた認知症の高齢者へのリフォーム詐欺事件は、16社のリフォーム業者がリフォーム契約をさせて総額5千万円もの高額な請求をし、自宅が信販会社に競売にかけられ大きな話題となりました。この事件は悪質業者とクレジット契約が深くからんだものでした。
クレジット契約は代金後払いで商品が購入できる利便性があるため、消費者に広く普及している一方で、強引、悪質な販売方法と結びつくと高額になり、深刻な消費者被害を引き起こす危険性を持っています。
特に判断能力が低下した高齢者がターゲットにされた、クレジット利用の悪質商法被害は後をたたず、信販会社の加盟店管理責任や信用調査の徹底がいま、強く求められています。
こうした高齢者が狙われる状況について、今の法律では取り締ることができないため、弁護士や消費者団体が中心となって、経済産業省に意見書を提出し、分割払いに関連する割賦販売法の改正について現在、改正案として検討されている内容として、

  1. 不適性与信の排除(悪質業者の排除)
  2. 過剰与信の防止(契約額の総量規制)
  3. クレジット取引関連事業者の責務・役割、割賦要件の見直し
  4. 個品方式(契約書型)のクレジット事業者には、登録制、契約書面交付義務およびクーリング・オフ制度の規定

などが挙げられ、経済産業省の産業構造審議会割賦販売分科会で検討されて今年の通常国会に割賦販売法の改正案が提出され国会で審議される予定です。

書式及び参考資料

注意事項

利用者の皆様に提供する回答は、弁護士の法的助言にかえることはできません。あくまで、ご自身の判断の一助にしてください。