著作権

著作権の切れ?著作物利用

著作権保護期間の切れた著作物は、その著作物をもとに、新しい作品に仕立てたり、翻訳したりする「自由」、演奏や上演などの「自由」も広く認められます。

法律の推移

  • 旧著作権法附則(明治42年7月27日施行法律87号):「この法律の施行前に著作権の消滅した著作物については、適用しない。」
  • ベルヌ条約(著作権の国際条約):「公共のものとなった著作物は、その国において新たに保護されることはない。」
  • 現行の「著作権法」:保護期間は死後50年間
    ※1950年代半ばまでに死亡した人の著作権保護の期間が切れており、自由に利用できます。
  • 2003年に映画の著作物に限り、保護期間を公表後50年から70年に延長されました。2004年(平成16年)1月1日に施行された著作権法54条1項(改正後)によります。

と推移しています。

著作権の存在

  1. 保護期間が切れた著作物を自由に利用できる制度は、権利の保護と文化の発展に寄与するとした著作権法の目的に沿ったものになっています。
  2. 著作者は、「著作物を創作する者をいう。」(著作権法2条)と定義され、著作物の所有者が著作権者になることはありません。
  3. 他人の著作物を保存し、利用者の求めに応じて貸し出しを行う行為も著作権者にはあたりません。
  4. 保護期間の切れた著作物には、許諾を求める相手が存在しないのです。

保護期間の切れた著作物の例

  1. 江戸時代の浮世絵などのストーリー
  2. おとぎ話(「桃太郎」や「かぐや姫」など)のストーリー
    ※ただし、これらを絵本にすると別個の個性ある著作物となることはいうまでもありません。
  3. 2008(平成20)年初頭に著作権の保護期間を過ぎた作家の作品
    「青空文庫」 http://www.aozora.gr.jp/ で紹介されています。
  4. 東京地裁、1953年公開の映画は「著作権切れ」と判断されました。

書式及び参考資料

注意事項

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